めぐり愛

時刻は16時前。

公園の中には数名の走り回る小学生らしき子。
小さな子を遊ばせる母親。
犬を散歩させる人。
私と同じ学校であろう数名の談笑する男女。


・・・・・・・


皆、笑顔だった。


今の私には眩しい笑顔。


私はいつから笑っていないのだろうか。
私もここにいる人達のように笑えていたのだろうか。


あの日以来初めて口から出た
「・・・おかあさん・・・」
誰にも聞こえない、もしかしたらそれはちゃんと言葉になっていなかったかもしれない。


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