めぐり愛

その日、日が暮れるまで公園にいた。

帰らなくちゃ。
施設へ向かう足はとても重かった。




その夜も寺田は来た。

何故だろう。
今まで平気だったのに。
寺田に触れられると私を襲ったのは、恐怖。

嫌だ・・・嫌・・・いや!!

「・・・い、嫌ぁぁ!!止めて!!!」

気付いた時には目一杯力を込め、寺田を拒絶していた。

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