めぐり愛

あぁ・・・ダメだ。
こんなことをしちゃ・・・。

ふっと身体が軽くなるのを感じ、固く閉じていた目を恐る恐る開ける。

あぁ・・・・・

私の目の前にあったのは、怒りに満ちた寺田の顔。

ダメだ、やってしまった。
そう思った瞬間。

バシッッ!!!
頬に走る痛み。

そして
ドスッと鈍い音と共に腹部に走る痛み。

「い・・・たぁぁ・・・っっ」

その後は抵抗しようにも身体に力が入らず、寺田はまた私の身体を弄んだ。


鬼だ。
こいつは鬼。


< 16 / 36 >

この作品をシェア

pagetop