それでも、貴方が好きです。
このことは家族には悟られてはならない。

そう思い数日間はアプリを開かず、
主人と話したりして過ごしていた。

そうあくまで普通に。
けれどそれでは限界だった。

そこで、アプリを初めてから1番仲のいい
杏《あんず》に通話でこの事を話す事にした。


「最近澪見かけないけどどした?」

『実は…結翔に…』

私は嗚咽混じりにあった事を杏に話した。
彼女は、話終わるまで何も言わず
ただ、静かに聞いてくれた。

『…ってことがあってさ。
すごく辛くて』

「なにそれ、結翔さん最低じゃん。
あんなに、澪のこと好きって言ってて…
まぁ、結翔さんも既婚者やしあれだけど
それでも、あんまり過ぎる。

あんな奴の事なんかわすれよ?
暫く、私と楽しいことしよっ!」

と、しばらく杏と通話したり
スマホのアプリでマルチプレイが出来たりする
ゲームで遊んでいた。

この時、杏と話していて
自分を落ち着かせていたのもあるけど。

この後、
私にとっても、彼にとっても変わる
大きな出来事が起こった。

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