あの日の出会いに感謝して

エピローグ

どこにいても、何をしていてもいつもどこか息苦しい
ーこんな自分のことが大嫌いだ



雪の舞う寒い冬、ずらっと数字の並んだ看板の中に、私の番号はなかった。

受験に落ちたんだ

涙が出た。ただただ悲しかった。自分は親の希望に答えられない、なにも成し遂げられないダメな子なんだ、そんな思いが頭の中に響いた。
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