チャラモテ先輩に、めちゃくちゃ溺愛されてますっ!
Chapter2
らぶ6
図書室からの帰り道、あのセリフのことを朝陽くんに聞きたくて、でもどうしても聞けなかった。
だから次の日の学校で、茉由ちゃんに聞いてみることにした。
「あのね、茉由ちゃん。朝陽くんって……誰とつきあってたか知ってる?」
「え?みく。そんなの知ってどうするの?」
「えっと、それは……」
「まぁ、みくがどうしても知りたいっていうなら、バレー部の先輩に聞いてみてもいいけど。私も全部は知らないしね。でもそんなの知っても、みくが傷つくだけじゃない?」