チャラモテ先輩に、めちゃくちゃ溺愛されてますっ!
これで朝陽くんが今までつきあったのは、100人です。とか言われたらどうしよう。
そんなのイヤだよ。
そう考えていたら悲しくなって、あたしのその日一日全然元気が出なかった。
放課後お迎えに来てくれた朝陽くんは、いつもの朝陽くんとまったく同じだったけど、あたしは笑う気分じゃなかった。
だから、お腹が痛いってウソをついて、どこにも遊びに行かずにまっすぐ帰った。
朝陽くんは、いつものように送ってくれたけど、なんか顔を見るのも怖かった。