チャラモテ先輩に、めちゃくちゃ溺愛されてますっ!


「俺は3年D組の中ノ瀬碧。でこっちが同じく3年D組の相沢悠馬。俺の隣が2年B組の九条妃莉で、その前が同じく2年B組の川瀬葵ちゃん」


ぺこぺこっとみんなが頭を下げてくれる。


あたしもぺこぺこっと頭を下げながら自己紹介をした。


「1年A組の水野みくです。よろしくお願いします」


「みくちゃんって、顔が可愛いだけじゃなくて、名前もとっても可愛いねぇ。それに背がちっちゃいのも可愛いし~」


茉由ちゃんとの話は終わったのか、小嶋先輩があたしの顔をのぞきこみながら言った。


「ねぇねぇ、みくちゃん。俺と付き合わない?」
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