チャラモテ先輩に、めちゃくちゃ溺愛されてますっ!
「……え?」
突然『俺と付き合わない?』って言われて、戸惑っていると、
「みーく。こんな遊び人の言うことなんて聞かなくていいから。朝陽くんは、いくらものすごーくモテるからっていっても、下手したら週単位で彼女を変えちゃうようなやつだから」
と茉由ちゃんが頬づえをつきながら、イヤそうに言った。
「それはー、まだ運命の女の子に会ってないからですよぉ。だから探し回っているわけですよ、赤い糸の運命の女の子を」
そう言うと、小嶋先輩は両手を組んで天井を見上げた。