チャラモテ先輩に、めちゃくちゃ溺愛されてますっ!


スッと背筋を伸ばして、長い手をあげている。


「そうか、三浦くんがやってくれるか。ありがとう。あと1名はいるかな?」


先生が教室中を見渡す。


でも、誰も手をあげない。


あたしもこの空気の中、手をあげる勇気はなかった。


女子たちはみんな、三浦くんと一緒にやりたいけど……


でも手をあげる勇気は……っていう感じで、目を見合わすばかり。

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