チャラモテ先輩に、めちゃくちゃ溺愛されてますっ!
立てた親指と人差し指をみんなに向けて、「ばきゅーん」と銃を撃つ真似をする。
そんな先輩のことを疑っていた自分が恥ずかしい。
こうやってみんなにあたしのことを紹介してくれるのに。
あたしはやっぱり、こういう小嶋先輩のことが好きだなぁ。
「小嶋先輩って、めちゃくちゃ勘がいいんだね。
ただみくちゃんの隣に立ってただけなのに、僕がみくちゃんを好きなことを一瞬で見抜かれた。