チャラモテ先輩に、めちゃくちゃ溺愛されてますっ!
「とは言っても朝陽くん、なんだかんだみくのことを大切にしそうだから。
そんなに早くさらわれちゃうとかないんじゃない? みくのペースに合わせてくれるよ、きっと」
茉由ちゃんのその言葉で、ちょっと安心した。
あたしにはまだ、キスだけでいっぱいいっぱいだよ。
「放課後に……、言いにくいけど、三浦くんにお断りをしないと」
三浦くんのことを考えると、心がズンと重くなる。