チャラモテ先輩に、めちゃくちゃ溺愛されてますっ!
だって三浦くんは、あたしに好きって言ってくれたのに、付き合ってほしいって言ってくれたのに、
昨日の球技大会のときは、シュートをたくさん決めた方がみくちゃんと付き合えるっていう話を朝陽くんとしてくれたのに。
そんな三浦くんにお断りをするなんて言いにくい。
昨日の中庭での朝陽くんへの告白を聞いていないといいけどなぁ、と思いながら、放課後三浦くんに話しかけた。
「あのね、三浦くん、ちょっといい? 屋上で話をしたいんだけど」