チャラモテ先輩に、めちゃくちゃ溺愛されてますっ!


クラスの中、あたりを見回して、こそこそと小さな声で言う。


今日は三浦くんと話をする。と言ってあるので、朝陽くんのお迎えはない。


2人で無言のまま屋上への階段をあがる。


屋上には誰もいない。


でもこれから人が来るかもしれないと思って、あたしは屋上の端っこに行った。


「あのね、あたし三浦くんに謝らなきゃいけないことがあって」

< 304 / 541 >

この作品をシェア

pagetop