チャラモテ先輩に、めちゃくちゃ溺愛されてますっ!
らぶ17
6月中旬のお昼、茉由ちゃんがバレー部のみんなで食べるっていうから、あたしは朝陽くんと屋上でランチをした。
快晴の空の下、甘えたような声で朝陽くんが言う。
「ねぇねぇ、みくー。ネクタイを交換しようよ~」
「え、ネクタイ、ですか?」
「そうそう。俺がみくのをつけて、みくが俺のをつけるの。
ウチの学校のネクタイはネーム入りだから、いつでもみくと一緒な気がするじゃん?」