チャラモテ先輩に、めちゃくちゃ溺愛されてますっ!
そんな状況なのだけど、朝陽くんにネクタイをほどかれるなんて、とってもえっちが気がして、あたしは自分のネクタイを握りしめた。
「自分でほどくからいいです」
「ダーメ。俺にほどかせて。で、みくは俺のを外してね。もちろん、俺のをつけるのはみくで、みくのをつけるのは、俺」
そんな言葉を、いつもの華やかでキラキラした笑顔で言っている。
「うぅ」
「こんなこと、他の誰ともしたことないよ? めちゃくちゃレアだと思わない?」