チャラモテ先輩に、めちゃくちゃ溺愛されてますっ!
もしかして、しゃべりすぎたとか?
いろいろ考えちゃったけど、元気そうでよかったよ。
「明日は夏期講習に来るんだよね? みくはもちろん、中ノ瀬先輩も妃莉先輩も心配してたよ、朝陽くんのこと」
「うんうん、行く行く、大丈夫。茉由ちゃんもみくも、今日はありがと。わざわざ家まで来てくれて」
「べつにいいけど。ちょっと心配だったしね」
茉由ちゃんが、ふかふかのソファーに座って、ふんぞり返りながらそう言った。