チャラモテ先輩に、めちゃくちゃ溺愛されてますっ!


―――コンコンコン。


3回のノックの後、きくさんが麦茶のおかわりを持ってきてくれた。


「坊ちゃま、こちらはみくさんにいただいたプリンですよ。きくの分も旦那様、奥様の分もあるのですよ。


おまけに1個余分に入れていただいて。さすが坊ちゃまの彼女さんはお気をつかえる方ですね」


朝陽くんの前に、きくさんがプリンとグラスを差し出した。


あたしの分のプリンは、さっき出していただいたクッキーと一緒に食べたところ。
< 374 / 541 >

この作品をシェア

pagetop