チャラモテ先輩に、めちゃくちゃ溺愛されてますっ!
それに気づいているのかいないのか、小嶋先輩は片肘をついてたまま、のんびり言った。
「半分こしたフレンチトーストを俺がみくちゃんに食べさせてあげようか。
で、みくちゃんが俺に食べさせてくれるの、どう?」
にこにことにやにやの間の表情で、目を見つめながら先輩が聞いてくる。
うぅ、こんなことを言われたら……ぼんっと赤くなってしまう。
急いで頬を両手で隠して、あたしは急いで下を向いた。
「なーんで下を向いちゃうの? その反応、新鮮でめちゃくちゃ可愛いのにー。
それにさぁ、俺たち彼カノじゃん。半分ことか、そんなことをしてもいいと思うわけ」