無自覚なお姫サマ
「何謝ってるの莉央ちゃん。僕たちも莉央ちゃ
んを不安にさせちゃってごめんね。もう怖くないよ。」
皆が大丈夫、離れないよ、泣け、と優しく言ってくれるから昔のことを話した
皆は辛かったねと俺たちは甘えて欲しいと私を元気づけてくれた
安心した。この人たちは離れていかない。
泣いてすっきりした私は「ありがとう。」と皆に笑顔を見せた
「ところでさぁ!!!!茜!莉央独り占めしないでよ!!」
と海くんが叫ぶ
「そうだね。僕も抱きしめたい。莉央ちゃんおいで?」
と類先輩に呼ばれて行こうとすると
茜先輩がぎゅっと力を強めた
「むり。今日はずっと莉央俺のそばにいる」
「へ!?」
は、恥ずかしぃ
でも茜先輩の腕の中はとっても暖かい。
ギャーギャー騒いでるが、私は安心したらなのか眠くなってきた。瞼が落ちる
意識がなくなりかけてきた中で
ちゅっと額に柔らかいものがあたった