無自覚なお姫サマ

「ふふ。莉央がそんなふうになってくれてうれしいわ。お父さんも微笑んでるわちょっと変わるわね」

「莉央。」
久しぶりのお父さんの声。

「お父さん久しぶり。」

「あぁ。楽しそうだな莉央。」

「うん。今楽しい。でもお父さんとお母さん、湊(みなと)に会いたいや。」

湊は私の2個下の弟だ。ツンデレでかわいい自慢の弟。

「あぁ。湊も会いたがっている。」

「そんなことねーよ!」と湊の声が聞こえる

「莉央。無理やり学校に行かせて申し訳なかった。あのままだと莉央がおかしくなってしまうんじゃないかと思って地元から離れたほうがいいのかと思っていると、ゆうから話があったんだ。」

「うん。お父さんとお母さん、湊と離れるのは寂しいけど私あのままだったらおかしくなってたと思う。今学校楽しいんだ。

、、、お父さん私を学校に行かせてくれてありがとう。」

「あぁ。私たちも莉央に会いたいよ。夏休み地元にくるんじゃなくて莉央の近くに遊びにいこうと思ってるんだ。、、、会わないか?」

お父さんは声が震えている。

「うん!!!会いたい!!!」

とても嬉しかった、
家族に会えるのは嬉しい。
話をたくさんしてまた後日決めるということで電話を終えた。
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