無自覚なお姫サマ
ポンポン
「大丈夫だ。前みたいにはなんないから。俺
がなんかあったら俺でもゆうにでもいえ。
な?おわったらゆうのところでお菓子たべよう な。ご褒美だ!」
「、、、お菓子。頑張る。」
りょうちゃんは私を励ますのがうまい
ちょっと不安だけどゆうにぃと良ちゃんとお菓子食べるから頑張ろう。
またポンポンと頭をなでてりょうちゃんは教室に入っていく
「せんせー今日転入生くるってほんとですかぁ
ー?」
ガヤガヤと「イケメンがいい」「美女って噂だぞ」「いや結構な根暗がくるって噂だ」などいろいろな情報が飛び交ってる
、、、どうしよう。イケメンでも美女でもない。更に私は緊張で顔を強ばらせた「静かに。HR始める」
無機質なりょうちゃんの声が聞こえる。先生なんだなぁとちょっと実感した。
「転入生はいっておいで。」
ガラガラっと音お立ててりょうちゃんの隣に立つクラスの皆は興味津々だ。視線がいたい。
「、、、一宮莉央です」
緊張して笑うことなんて出来ない。下を向いて話す名前を言うのが精一杯だ。
「ん。えらいな。莉央の席は後ろから2番目の真ん中の席わかるか?寝てるやつがいるとなり空いてるの」
「うん。」
良ちゃんに頭を撫でられて説明される目を合わせながら話してくれるりょうちゃん優しいんだよなぁ。
りょうちゃんに言われた通り後ろの席に座る。
りょうちゃんがいくつか話してHRはおわった。
「よし。じゃHRおわりな。莉央あとでこいな」
「うん」