無自覚なお姫サマ
もう怖くて堪らなかった。写真を流されたらどうしよう、ここが開かなかったら、

いろいろな不安が募っていく。

ぎゅっと自分のからだを抱きしめる

何時間たったのだろう、
プレハブの小さい子が一人入れるような窓から外をみると真っ暗だった

ゴロゴロゴロ

雷が鳴る。

孤独感がぐっと押し寄せる。


誰か助けて

耳を塞いで丸まる。寒い。怖い。
そうしていると

「りおー!!!」

!!!お父さんの声が聞こえる

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