フユノサクラー真冬の夜、恋の桜が舞ったー
=雑食系集う⑮=
”ガラガラガラ…”
ここで教室の開き戸が開いて、ローカから二人の大柄な男子生徒が入ってきた
向沢史也と王山貴史だった
「遅くなりましたー」
『ああ、お二人の件は教頭先生から聞いてるから。まずは席着いて…』
二人の愛称は、それぞれラッセルとコンボイ…
共に身長175センチ、体重70キロ超という巨体の持ち主だった
***
ラッセルとコンボイが共に席へ着くと、ナナボシ先生は二人が遅刻した事情の説明を始めた
『皆さんも耳にしてたかもしれませんが、王山君と向沢君は登校途中、道路に止まっていた故障車を二人で緊急移動して、渋滞を解消したそうです。二人が遅れることは警察から学校へ連絡が入っていました』
「おー、さすが重戦車コンビだ。スゲー!」
「ホント!朝から、お疲れ様~」
クラスの皆は二人の武勇伝を礼賛している…
『でも、そこの現場に通りがかった時は遅刻する時間だったから、いつもの遅刻よりさらに遅れて2時間目になったってことですね。二人とも、反省してください!」
「はい、反省していまーす!」
ラッセルとコンボイは声を揃えた
***
『それじゃあ、何とか授業が終わる前に間に合ったことだし、二人にも選択してもらいましょうね』
ナナボシ先生は、先程と同じ問いかけで二人にスタンスを決めるよう指示した
ただし、雑食系は当初はなく、遅刻組二人にはあくまで肉・草の二者選択とした
二人はしばし腕組みをしたまま、黒板をじーっと見つめて思案していた…
”ガラガラガラ…”
ここで教室の開き戸が開いて、ローカから二人の大柄な男子生徒が入ってきた
向沢史也と王山貴史だった
「遅くなりましたー」
『ああ、お二人の件は教頭先生から聞いてるから。まずは席着いて…』
二人の愛称は、それぞれラッセルとコンボイ…
共に身長175センチ、体重70キロ超という巨体の持ち主だった
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ラッセルとコンボイが共に席へ着くと、ナナボシ先生は二人が遅刻した事情の説明を始めた
『皆さんも耳にしてたかもしれませんが、王山君と向沢君は登校途中、道路に止まっていた故障車を二人で緊急移動して、渋滞を解消したそうです。二人が遅れることは警察から学校へ連絡が入っていました』
「おー、さすが重戦車コンビだ。スゲー!」
「ホント!朝から、お疲れ様~」
クラスの皆は二人の武勇伝を礼賛している…
『でも、そこの現場に通りがかった時は遅刻する時間だったから、いつもの遅刻よりさらに遅れて2時間目になったってことですね。二人とも、反省してください!」
「はい、反省していまーす!」
ラッセルとコンボイは声を揃えた
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『それじゃあ、何とか授業が終わる前に間に合ったことだし、二人にも選択してもらいましょうね』
ナナボシ先生は、先程と同じ問いかけで二人にスタンスを決めるよう指示した
ただし、雑食系は当初はなく、遅刻組二人にはあくまで肉・草の二者選択とした
二人はしばし腕組みをしたまま、黒板をじーっと見つめて思案していた…