フユノサクラー真冬の夜、恋の桜が舞ったー
=ナカマ達、激論す⑦=



りゅーじん:そこんとこは、もう少し分けるべきじゃねえかな…。あのさ、学校なんか所詮そんなもんだろうっての、クズコだけじゃあねえだろ。少なくともオレは、どっぷり日頃からそれモードに染まってたし。ならだよ…、ココの出発点からなら、学校側の姿勢とかをまず質すことが第一だったんじゃないかなって思えるんだわ…


マッキ:そうよね。あの時、みんな先生や学校側の対応なんて通り一遍で、生徒の気持ちより学校の体面を優先するって前提だったもん。本来なら、私達の属する社会生活で場で、それが問題点だってわかっていたなら、そこの是正を求めるのが筋道なのかも…


デスオ:それって、良い社会作りを僕ら自身が常に意識してないからってことですかね‥


ラッセル:そういうことはあってもだ、まず無責任なプライバシーネタをぶんまかれてる仲間を放置しないで、最善の方策を6人が真剣に考えだして実行した。そのことは有意義だろーがよ!


***


コンボイ:まあ、ラッセルの気持ちも言いたいことも、皆わかってるさ。とにかくさ、先生連中をアテにせず、友情の元に仲間を思って行動したことは正解だったてことでいいんだろう?


マッキ:もちろんよ。素晴らしいことよ、あの行動…。私、みんなの前で感激泣きしちゃったくらいだもん…


全員:ワハハハ…


マッキ:その上で、どうなんだろうか…。私たちが将来大人になって、みんなが幸せに暮らせる社会を作ることを真剣に考える人間になるには、今回の対パブリティーで考えれば、りゅーじんの見解が的を射てると思うんだけど…


ーここで、メンバーはやや硬い表情になっていたー




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