アイドルたちに溺愛されて可愛がられて
そうだ。
私は彼らにしばらく会えなかったから、まだ伝えていなかったことがある。
「みんなからもらった直筆サインの色紙、結菜に渡したらすごく喜んでた!ありがとう」
テーマパークデートのお願いと引き替えにもらったシャイニングのみんなの直筆サイン。
「そっか、それは良かった」
颯汰くんがニコリと微笑む。
「みんな本当にありがとう」
無理を承知でお願いしたサイン。
おまけに私の分までもらってしまって、彼らには頭が上がらない。
「そんな頭下げるなよ、俺たちのお願いも聞いてもらってるんだしさ」
「そうだよ!僕はサイン書けて嬉しかったよ〜」
「まぁ、いいんじゃねーの」
彼らはすごく優しい。
テーマパークデートはドタバタだったけれど、とっても楽しかったし、いい思い出になった。
私だけもらってばっかりな気がして、申し訳なくなる。
その分も今日は私が頑張らないと。