素敵後輩の隠し事




ー淳ー




「よし。殺すか」


橘が笑顔で言うから、俺は引き止めていた。


「テメェ馬鹿か!

今さら警察沙汰になっちゃいけねぇだろ。

それに矢田さんも望んでねぇだろ!」


橘は余裕の表情で俺を見る。


「なに?城内のくせに、マトモなこと言うじゃん」


「いや、テメェがぶっ飛んでるんだろ!!」


俺は声を張り上げていた。

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