素敵後輩の隠し事
叫び声を聞いて、城内君たちが慌てて駆けてくる。
そして半裸の橘さんと私を見て、城内君が慌てる。
「たっ、橘!!
お前何してるんだ!!」
橘さんは慌ててシャツを着て、困ったように城内君に言い返す。
「ただ着替えていただけなんだけど」
「まさか、矢田さんを襲ってないよな!?」
「お、襲うはずないでしょ!!」
相変わらず癒し系の橘さんだが、さすがに慌てている。
そして城内君はなぜか怒っている。
橘さんを睨んでから、
「矢田さん、大丈夫ですか?
何もされていないですか?」
私を庇うように言う。
城内君も分かっているだろう、橘さんが何かするわけがないのに。