素敵後輩の隠し事



そんなこと言わないでよ。

いつも、なんでも私の言うこと聞いてくれるじゃん。

だけど……「私を好きになってください」こんないうことは、聞いてくれるはずないよね。




「ほら、そんな顔しないの」


城内君はいたずらそうに私の頬を引っ張る。

不意に触れられて、頬が真っ赤になってしまう。


「大丈夫だったとしても、ちゃんと矢田さんの言うこと聞きますよ」



ねえ、城内君。

私はあなたにとっての、何?


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