素敵後輩の隠し事
「俺は高校時代、駄目な男だった。
非行の道に走っていただけじゃなくて……女にだらしない男だったんだ」
それを聞いてずきんとした。
高校時代、私にはもちろん彼氏なんていなかったが……同級生たちに遊ばれていた。
泣き叫んで抵抗したが、同級生たちの前で裸にされ、初めてを奪われた。
考えるだけで震えが体を襲う。
そんな私を知ってか知らずか、城内君はそっと私の身体に手を回す。
私は不覚にもその胸に、頭を預ける形となる。