素敵後輩の隠し事



「もちろん遊んでたのはお互い合意の上だけど……

同級生とか、ナンパとか、そういう店だとか、ありとあらゆる女性に手を出していた。

それがかっこいいと思っていたし、自分の快楽のためだったりもした」



私を突っ込んだまま、城内君は微かに震えていた。

そしてその胸からは速い鼓動が聞こえてくる。

その話を、私は黙って聞いた。




「頑張って勉強して大学に入ると、初めて本気で好きといえる女性が出来た。

俺は猛アタックして付き合うことになった」


ずきん、と胸が痛む。


< 213 / 227 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop