素敵後輩の隠し事
「もちろん遊んでたのはお互い合意の上だけど……
同級生とか、ナンパとか、そういう店だとか、ありとあらゆる女性に手を出していた。
それがかっこいいと思っていたし、自分の快楽のためだったりもした」
私を突っ込んだまま、城内君は微かに震えていた。
そしてその胸からは速い鼓動が聞こえてくる。
その話を、私は黙って聞いた。
「頑張って勉強して大学に入ると、初めて本気で好きといえる女性が出来た。
俺は猛アタックして付き合うことになった」
ずきん、と胸が痛む。