素敵後輩の隠し事
こうやって、何もない小さな街で何もない日々を過ごしている。
だけど何でもない毎日がすごく楽しくて幸せだ。
あの時、命を捨てなくて良かった。
あの時神様が生かしてくれたのは、そのあとに幸せな日々が待っていたからだろう。
「今日の夕食は何にする?」
この街にあるのは小さな繁華街と、大きな自然のみ。
大都市のようなデパートとか、ゲームセンターみたいなものさえない。
だけどあの街から逃げてきた私には天国だ。