☆君が僕を…☆
「雅也くん?」


何だよ…!!


『くん』付けなんて気持ち悪いじゃん!?


「急に、くん付けなんて気持ち悪いじゃん!」


「もうすぐ、バレンタインだな‥?」


はっ?

俺には、縁のない話だよ〜。


仁は、俺に手招きして顔を近づける。


なんか?


男同士、気持ち悪くね!


こいつ、何期待してるんだ?


「知ってたか?バレンタインて、昔は男から好きな女に告る事から始まったんだと!」


「知らねーよ〜!!だから、なんだよ?」


ニヤニヤしながら仁は答える。

「俺さぁ〜!!今回、逆告白ってやつを実行しようと思ってんだよね!」


仁が、何?言うと思ったら…、これかい?


でも、相手って一体誰なんだ?

「仁の、好きな子って誰?」


急に、真っ赤になっていく仁。

マジで、本気なんだと思った!
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