☆君が僕を…☆
やけに重い辞書を片手に、図書室へ急ぐ。


こんなもん、借りても意味がない事を実感した。


「コン〜♪」


うっ?

何か落ちた音が聞こえた。

後ろを振り返ると、ピンク色のシャーペン。

俺は、辞書を眺めた。

もしかして?

茜ちゃんのかなぁ…!?


シャーペンを拾い、廊下を見ても誰も振り返らない。


やっぱり、この辞書から落ちたんだなっ?


って事は〜!


思わず、ガッツポーズ!


また、茜ちゃんに話ができるじゃん!


俺は、鞄にシャーペンを入れて図書室へ向かった。


今度こそ、ちゃんと会話しよう!!
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