☆君が僕を…☆
熱い視線?
バイトが終わって一段落がついた。


早く帰ろ〜!


「お先に失礼します!!」


鞄だけは、大事に持って足早に裏口から出た。


「……真理ちゃん?」


真っ黒な所から、真理ちゃんの影が見える!


「お疲れ様!俺、帰る!」


「待ってよ!!」


何だよ〜。


かなり疲れてるんだけど。


男の気持ちを知らないの?


「何か用なの?俺、寒がり!」

寒いの苦手なんだ…と言っても引かないよなっ。


真理ちゃんは、小悪魔だし。


でも、茜ちゃんの接点でもある彼女。


おい?


用件はなんだ?


「あのさぁ〜!!雅也君の友達、仁君の事なんだけど?」


仁のファンか?


まさかなっ!


「あぁ!仁がどした?」


マジで寒い。


「…か・彼女とかいるの?」


出た〜!


やっぱりかい?


あっ、仁の奴。


今、片思いモード真っ最中だったし?
< 22 / 66 >

この作品をシェア

pagetop