☆君が僕を…☆
俺の計画、台無し!


トイレの水と共にさようなら!

茜ちゃんはとっくに、教室にいるはずだし。


笑えない…!


明日に持ち越し?って訳いかないしなっ。


「雅也君!」


はっ?


トイレから出たら、俺には問題児の仁がいた。


「…いつから、君付けになったんだよ?マジ、ウザイよ〜」


こいつも、朝からテンション高い。


「あのさぁ!やっぱり、チョコ渡す事にした!」


「はぁぁ!キモいけど…頑張って!」


もう、ついてけねぇよ。


ただでさえ、へこんでるのに。

そうだっ!


昨日の真理ちゃんの話、思い出した。


「仁の本命は誰なんだよ?」


ちょっと探ってみたかった。


「う〜ん!教えたいけど…まだ言えねーなっ?」


何、もったいぶってんだか!


仁の行動見れば、だいたい分かってくる。


俺は顔に出るタイプだったら、仁は態度に出るから!


だから!!!


泣いてきた女の子にはキツいんだよ。


別れたら、無視だもんな!


本当に、いつか罰が当たるに決まってる。


真理ちゃんの、友達も可哀想だよ!!
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