☆君が僕を…☆
嵐の前の静けさ!?
タイミングって、難しいもんで、休み時間は決まって友達に人気の茜ちゃん。


どうしたって?


2人きりになる瞬間なんて、ないし…!


ところで?


仁の問題児が、やたらと茜ちゃんの輪の中に入ってきてる?


あいつ…!


何やってんだ…!?


ニヤニヤしながら、会話して、周りの女の子達の笑い声が絶えない。


ありゃ?


なんか胸騒ぎがするかも。


だって、仁らしくない。


茜ちゃんも、笑ってる。


変な疑問が、俺の脳裏に走る。

仁の行動を観察。


あいつが、狙っている子はあの輪の中にいるかもしれない?


縁結びなんてなぁ〜!!


そんな事までしなくても。


仁の話術で、だいたいの女の子はキュンとくるみたいだ。


やってらんねーし。


だって、茜ちゃんがいるんだぞ?


嫌な嫉妬心が出てくる。


俺は、静かに!茜ちゃんが一人になる時を待ってるのに。


くそ〜!!


モテる奴が羨ましい!


そして、ポケットに入ってあるシャーペン。


今日はとうとう、渡す事が出来ないまま、時間だけが過ぎてしまった!


朝から張り切っていたのに。


また出直しです。


また、一日よく考えて明日に、持ち越し決定。


仁の奴。


誰、狙いなんだよ。


バレンタインまで後、5日に迫っていた。
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