☆君が僕を…☆
今日のバイトは元気が出ない。

いらっしゃいませ!!


トーン下がり気味。


「なんかあった?顔に出まくりだよ!」


うっ。


こういう時に限って、真理ちゃん鋭いツッコミしてくるし。


「いや!なんもないけど?」


「あっそっ?なんか暗い!お客様引くよ〜!!」


ズバリと言う真理ちゃんの言葉にまた、撃沈。


「あっ!朝の件だけどさっ。俺は仁になんも言ってないからなっ!」


真理ちゃんは、出された料理を持ち。


「誰も、そんな質問してないよ!」


ったく!


気になってるくせに。


平然を装ってる。


真理ちゃんらしいけど、どこまで小悪魔なんだ?


まぁ〜。


仁は、それどころではない状態だし。


真理ちゃんの友達の事を、心配しても仕方ない。


すべては、当日のバレンタインに分かる訳だしなっ。


そして、何かを忘れるかのように!


俺はバイトに集中した。


女の子って、バレンタイン直前になると緊迫した感情になるんだろうなっ!
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