☆君が僕を…☆
更衣室でさっさと着替えをして帰りたかった。


今日は、早めに起きたからバイトの後半は眠気が何度も襲ってきてヤバかった。


『〜♪〜♪〜』


携帯の着信で、足止めされた。

問題児の仁からだ!


「おぅ!バイト終わったか!」


「あぁ〜!なんかあったか?」


俺は、更衣室のパイプ椅子に腰掛けて目蓋をこする。



「なかなか、学校じゃ話せないからさっ!でっ。どう?縁結びの神社、一緒に行くだろ?」



「真面目に言ってんの?」



仁の野郎、しつこいからなっ。

一人で行けねーのかよ。



「俺はいつだって真面目だよ?だから、お願いだよ!なっ?」
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