☆君が僕を…☆
俺は、ガッツポーズをして教室に戻った。


嬉しすぎるし。


会話出来たし!


有頂天状態だぁ。


ルンルン気分で戻ると、仁が…俺の椅子に座っていた。


全く、まだ降参しないのかよ?

あいつの顔は浮かない。


「あのさぁ!まだ諦めないわけ?」


「雅也くん!あのさぁ〜?
もしかしてなんだけど!違ってたら言って!!」


ちょっと険しい顔する仁。


「なんだよ?」


「…雅也、茜ちゃんの事、好きなのか?」


うっ?
直球質問だよ…。


「なっ、なんで?」


動揺しまくりで、さっきまでのルンルン気分が急降下。


言うべき?


お見通しか!!


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