☆君が僕を…☆

―――バレンタインまで3日。

「やっぱり言う気になったんだ?」


仁は、俺の肩をポンッと叩くと耳元で囁いた。


「…お互い頑張ろうぜ!」


ったく!
何なんだよ!!


仁は、脈ありって態度だし。


今回は本気なのか?


「お前、本気だろうな?」


そう言うと、頬を赤らめて


「当たり前だろ?」


仁は、即答した。


同じクラスで、トライアングルが完成した。


茜ちゃんが、どっちを選ぶか?

でもさぁ〜!!
俺は昨日やっと、会話が出来たんだぜ?


やっと顔、覚えてくれた感じだろうに。


なんて、言えばいいんだ?


.
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