☆君が僕を…☆
うーん!


しばし、黒板とにらめっこ。


冷静になれ!


俺は、ない頭を振り絞ってゆっくりと公式を解いていった。


後ろ斜めから


「…これで、いいのか?」


先生が確認する。


自信なんてある訳ないし。
とりあえず


「はっい…。」


「じゃっ、席に戻りなさい!」

ふぅ…。
緊張全開だよ。


どっと疲れた体を引きずるように自分の席に戻る瞬間。


茜ちゃんと、目があった!!!


心臓はMAX状態。
いつ見ても、可愛いよなっ!


「よくやった!正解だ!」


背後から先生の甲高い声。


そして、拍手の嵐。


マジですか?


俺はぺこぺこと頭を下げて、椅子に座った。


ほっとすると同時に?
俺の心の中は、ガッツポーズ!

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