☆君が僕を…☆
ライバル!?
「えっ?だっ大丈夫だよ!!」


本当は全然大丈夫じゃない!


俺は、茜ちゃんがちょっと笑ったのを見逃さなかった。


アハハ!


笑ってごまかして、その場から逃げた。


「なんだよ?雅也!っかく茜ちゃんと喋れると思ったのに!」

そこは、キレる所かよ?


「…いいんだよ!」


だって!
真理ちゃんの友達は?


仁にチョコ渡すんだぜ!


もしかしたら?
茜ちゃんかもしれない。


可能性は十分あるんだ。
タイミングよく2人で、話してるし。


ヤバい!
またまた、マイナス思考!


「今の、チャンスだったのになっ!」


あぁ〜イラつく。


「じゃあ〜戻って話してくればいいだろ!」


俺は、学食の自動販売機にお金を入れてボタンを力強く押す。

「何?怖い顔してんのさ!」


仁も、ズボンのポケットから、お金を出しながら、俺の顔を覗き込む。


「悪かったよ!」


調子狂う奴だよな。


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