☆君が僕を…☆
「あっ。これだ!!!」


仁に、振り回されてやっと見つけたチョコ。


可愛いクマのぬいぐるみの、背中に小さなチョコが入ってる。

へぇ〜〜?


意外な感覚。


茜ちゃんの、好きなもんって、ぬいぐるみなワケ?


急いでレジに向かうけど、大勢の列。


女の子たちは、カゴを持って、真剣に選んだ物を再度チェックしながら、並んでる子もいる。

女の子は忙しいなっ。


「ラッピングしてください!」

仁は、悪びれる事もなく。


逆に堂々と、レジのスタッフに頼む。


いい度胸してる仁。


俺にはできねー!


嫌、俺たちあくまでも、ライバルなんだけど。


恋敵のチョコ買いに、付き添う俺もなんだか?


そんな時だった…。


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