☆君が僕を…☆
「どうせ、バレるんだぜ!」


そりゃそうだけど…。


そして。


「学校じゃ!タイミング逃したらそれっきりだろ?」


分かるけど。


「バレンタインにこだわり過ぎじゃないか?」


全く勢いがつくと、まっしぐらな奴だよな。


「もう、決めたんだろ!?
決定だよ!明日は、真理ちゃんにうま〜く話してみる!」


「…勝手にしろよ!」


もう逆ギレ全開!


仁は、鞄からさっき買った、クマのぬいぐるみを取り出して。

「やっぱり、ラッピングしなきゃな?」


そればっかり言い続けていた。

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