☆君が僕を…☆
授業中も、辞書を返して来る、茜ちゃんの返事を頭の中で?

シミュレーション!してる。

「何、調べてたの?」


うっ!


ちげーな…引くかも?


「勉強熱心だね?」


いや〜?


どうかな!ありかな!?


俺は、先生の声など全く耳に入ってない位、妄想中だった。


「何、ニヤニヤしてんだ!聞いてるのか!?」


目の前には、先生が立っていて俺の顔を覗いた!


「はっはい!」


「ちゃんと聞いとけ!今度、この問題解いてもらうからな?」

そう言って、先生は俺の肩を叩いた。


顔が赤くなるのが分かった。


ニヤニヤだと!


マジ、プライドずたずただよ。

今の俺、笑ってごまかすしかないじゃんか〜!!


アハハ!と笑っているのも、完全引きつってる!


穴があったら入りたい。


茜ちゃんも、きっと笑ってるに違いないよな!


ったく!


どうすればいいんだよ?


イメージダウン確定!


ちょっと、凹み気味です!!
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