眠り姫と生贄と命の天秤
初めてキトエが動いて、口の中で叫んでしまった。腰に腕をきつく回される。
「ごめ……リコ、かわいい」
唇を離されて、ものすごく切なそうに瞳を細められて、背をかき抱かれた。
動かれる。体も、頭も、よく分からなくなる。よく分からないのに、自然とキトエと動きが合わさっていく。唇を、キトエとつないで、浄化の魔法を流しこむ。気持ちがいいのと、それ以上に魔力の感覚なのか、大きなうねりが体の中に、ある。
「ごめ、ん、もう」
唇にキトエの切れぎれの息と声が当たる。不思議と同じ感覚で、ぴったり合わさっている予感があって、頷いた。
きっと、一番強くつながる瞬間に。唇を合わせて、魔力と、声を渡した。
強すぎる快感に貫かれて、耐えられなくて、唇を離してキトエの首筋にすがりついた。声が、息が、本当に共鳴しているようにかみ合っていた。
キトエの首筋にかけていた息がおさまってくる。
「ごめ……リコ、かわいい」
唇を離されて、ものすごく切なそうに瞳を細められて、背をかき抱かれた。
動かれる。体も、頭も、よく分からなくなる。よく分からないのに、自然とキトエと動きが合わさっていく。唇を、キトエとつないで、浄化の魔法を流しこむ。気持ちがいいのと、それ以上に魔力の感覚なのか、大きなうねりが体の中に、ある。
「ごめ、ん、もう」
唇にキトエの切れぎれの息と声が当たる。不思議と同じ感覚で、ぴったり合わさっている予感があって、頷いた。
きっと、一番強くつながる瞬間に。唇を合わせて、魔力と、声を渡した。
強すぎる快感に貫かれて、耐えられなくて、唇を離してキトエの首筋にすがりついた。声が、息が、本当に共鳴しているようにかみ合っていた。
キトエの首筋にかけていた息がおさまってくる。