神様、僕に妹を下さい
Act.018 サイド皇紀(こうき)
「なーんてねっ。いつも優等生の皇紀くんに、一度意見してみたかったの。おっ窓の外に由香里発見!」
五十嵐は元気よく、窓の外に手を振った
「ゆかりーん!一緒に学校行こうぜ。そこで待っててー」
「はーい」
窓の外で五十嵐の返事に答える高い声がする
「そーいう事で、俺は行っちゃうけど、お前どうする?」
五十嵐は、窓の桟から床に降りる
守る・・守りに入っている・・・オレが・・
オレはゆっくり、目を閉じる
はっきりしているのは、オレは晶が好きだという事
その晶に好きな男が出来たかもしれないという事
仮に晶の想いが通じて、その男と付き合うことになったとしても
オレは、晶を諦めることは・・ない
そうすると、答えは必然的に出てくる
晶の方に諦めさせればいい
フッ。そう考えると自然に笑いが込み上げてきた
五十嵐の机の引き出しから、勝手に煙草を取り出す
長年の付き合い、隠し場所は相変わらず変わっていない
「一本もらう。火 貸せよ五十嵐」
「高くつくけどいい?皇紀」
シュッとマッチが擦られ、煙草に火をつけられる
「倍にして、シャツと一緒に返してやるよ」
まずは母さんが言う、晶の好きな相手を見つけ出さないとな
あぁ、空が吸い込まれるように青かった
五十嵐は元気よく、窓の外に手を振った
「ゆかりーん!一緒に学校行こうぜ。そこで待っててー」
「はーい」
窓の外で五十嵐の返事に答える高い声がする
「そーいう事で、俺は行っちゃうけど、お前どうする?」
五十嵐は、窓の桟から床に降りる
守る・・守りに入っている・・・オレが・・
オレはゆっくり、目を閉じる
はっきりしているのは、オレは晶が好きだという事
その晶に好きな男が出来たかもしれないという事
仮に晶の想いが通じて、その男と付き合うことになったとしても
オレは、晶を諦めることは・・ない
そうすると、答えは必然的に出てくる
晶の方に諦めさせればいい
フッ。そう考えると自然に笑いが込み上げてきた
五十嵐の机の引き出しから、勝手に煙草を取り出す
長年の付き合い、隠し場所は相変わらず変わっていない
「一本もらう。火 貸せよ五十嵐」
「高くつくけどいい?皇紀」
シュッとマッチが擦られ、煙草に火をつけられる
「倍にして、シャツと一緒に返してやるよ」
まずは母さんが言う、晶の好きな相手を見つけ出さないとな
あぁ、空が吸い込まれるように青かった