神様、僕に妹を下さい
Act.205 サイド晶(あきら)
今日で、生徒会の予算の件も終わる
私が、皇兄に料理するのも最後かぁ
本当は皇兄の好きな料理を作ってあげたいけど、それだとバレてしまうよね
でも・・最後だから、ポテトサラダと、鶏の唐揚げも一緒に作っちゃおう
「唐揚げ頂き」
揚げたての唐揚げを横から摘んだのは、会長さんだった
「行儀悪ですよ」
「ええやんか。ほく・ほく。めちゃうまいで」
「今日で最後だから、作っちゃいました」
「今日で予算の件も片付くよって、ささやかな打ち上げしたいんやけど、『もも』も生徒会室に来いや。こーちゃんにも紹介したいしな」
「え!」
私を皇兄に紹介する!?
それは・・まずい。皇兄は私と会いたくないはずだから
私が存在で雰囲気が悪くなってしまう
ホントの事、会長さんに言わないと・・私が皇兄の妹だって事
「会長さん私、ずっと黙っていた事があって、実はー」
RURURURURU
間を挟むように、会長さんの携帯が鳴った
「なんや、こんな時に。すまんな、もも」
「いえ・・」
会長さんは携帯に出ながら、調理室の窓際へと足を運んだ
「はぁ」
会長さんの電話が終わるまで、ポテトサラダの味付けをしようかな
ボウルに入っている潰したジャガイモに、刻んだキュウリ、ハム、ニンジン、タマネギを入れ、マヨネーズで味付けをする
そして、ここで砂糖が登場。私は隠し味に砂糖を入れるのだ
萌ちゃんや、友達に砂糖を入れるっていったら、ビックリされたっけ
でも、砂糖を入れれば、酷が出て美味しくなると教えてくれたのは、皇兄で・・・
そう言えば、私が最初に作った料理って、ポテトサラダだった
作ったと言っても、ジャガイモを押し潰しただけで、味付けは皇兄がしてくれたんだけど。それって、作った事にならないか
「もも~。ごめんなー」
「え?」
「今日、生徒会長の合同会議があるんや。すっかり忘れとって、今から行ってこんとあかん。ももはここ片付いたら、生徒会室で待っとって」
「私、ここで待ってます」
「あかん。また、昨日みたいに変な男が来たら困るやろ」
「大丈夫です。だから」
「だめや。俺の言う事ちゃんと聞き。あそこは、双葉もこーちゃんもおるから俺も安心や」
私は、まずいんですけど
私が、皇兄に料理するのも最後かぁ
本当は皇兄の好きな料理を作ってあげたいけど、それだとバレてしまうよね
でも・・最後だから、ポテトサラダと、鶏の唐揚げも一緒に作っちゃおう
「唐揚げ頂き」
揚げたての唐揚げを横から摘んだのは、会長さんだった
「行儀悪ですよ」
「ええやんか。ほく・ほく。めちゃうまいで」
「今日で最後だから、作っちゃいました」
「今日で予算の件も片付くよって、ささやかな打ち上げしたいんやけど、『もも』も生徒会室に来いや。こーちゃんにも紹介したいしな」
「え!」
私を皇兄に紹介する!?
それは・・まずい。皇兄は私と会いたくないはずだから
私が存在で雰囲気が悪くなってしまう
ホントの事、会長さんに言わないと・・私が皇兄の妹だって事
「会長さん私、ずっと黙っていた事があって、実はー」
RURURURURU
間を挟むように、会長さんの携帯が鳴った
「なんや、こんな時に。すまんな、もも」
「いえ・・」
会長さんは携帯に出ながら、調理室の窓際へと足を運んだ
「はぁ」
会長さんの電話が終わるまで、ポテトサラダの味付けをしようかな
ボウルに入っている潰したジャガイモに、刻んだキュウリ、ハム、ニンジン、タマネギを入れ、マヨネーズで味付けをする
そして、ここで砂糖が登場。私は隠し味に砂糖を入れるのだ
萌ちゃんや、友達に砂糖を入れるっていったら、ビックリされたっけ
でも、砂糖を入れれば、酷が出て美味しくなると教えてくれたのは、皇兄で・・・
そう言えば、私が最初に作った料理って、ポテトサラダだった
作ったと言っても、ジャガイモを押し潰しただけで、味付けは皇兄がしてくれたんだけど。それって、作った事にならないか
「もも~。ごめんなー」
「え?」
「今日、生徒会長の合同会議があるんや。すっかり忘れとって、今から行ってこんとあかん。ももはここ片付いたら、生徒会室で待っとって」
「私、ここで待ってます」
「あかん。また、昨日みたいに変な男が来たら困るやろ」
「大丈夫です。だから」
「だめや。俺の言う事ちゃんと聞き。あそこは、双葉もこーちゃんもおるから俺も安心や」
私は、まずいんですけど