神様、僕に妹を下さい
Act.331 サイド晶(あきら)
嬉しい・・
皇兄も私が好きで・・・私も皇兄が好き・・
私・・皇兄の『恋人』になれるんだね
私の想い、皇兄に届いたんだ・・・
『私の好きな人は、私の事を幸せに出来るのか?』
神社で会長さんと別れる時、最後にそう聞かれた
その時は、答えることが出来なかったけど、今ならはっきり言えるよ
皇兄は、私を幸せにしてくれる
皇兄が傍にいてくれるだけで、私は幸せになれるの
幸せ・・・?
私の頭の中で、幸せという言葉が響いた
私は・・・私の方は、皇兄を幸せに出来るの・・・?
私は皇兄から今までも沢山の幸せをもらって来た・・同じくらいの幸せを私は皇兄にあげる事が出来るの・・・?
「晶・・」
皇兄が私の名前を呼んでいた
私は・・・この人に、私がもらった分の幸せを返すことが出来るの?
いつも、後先を考えない私が・・この時だけ気付いてしまった
私という存在は・・『妹』という存在は、皇兄を不幸にしても、幸せには出来ない
私は何て・・バカなんだろう。皇兄を好きになって、何も考えないで行動してた
頭の中では、『妹』だとわかっていたのに、自分の想いさえ伝わればいいとし考えていなかった
ただ、好きだという感情だけで、自分さえよければって
この先の皇兄の幸せを何も考えないで
私の未来なんて、たかがしれてる。けど、皇兄には・・明るい未来が真っ直ぐ伸びている
お父さんもお母さんも・・みんな皇兄に期待してる
皇兄・・優しいから・・きっと私たちの関係が周囲に漏れたら、きっと全責任を背負うと思う
そしたら、皇兄が今まで築きあげてきたものが、私のせいで壊れてしまう
皇兄には、いつも前を見ていてもらいたい
私は・・私以上に、皇兄に幸せになってもらいたい
どうして、こんな大事な事に気付かなかったの
本当の『好き』って、相手の幸せを願う事だったのに
「でも、ダメなの。私と付き合ったら・・皇兄だめなの」
私はきっと、・・皇兄の明るい未来以上の幸せをあげれない
「それは、オレ達が、兄妹だから?」
やっぱり、皇兄は頭がいいね。私はやっと気付いたのに・・
「そう。私たち兄妹だもの・・」
皇兄の『兄妹』という言葉に、私はうなづいて、悲しみを見せないように笑うしかなかった
皇兄も私が好きで・・・私も皇兄が好き・・
私・・皇兄の『恋人』になれるんだね
私の想い、皇兄に届いたんだ・・・
『私の好きな人は、私の事を幸せに出来るのか?』
神社で会長さんと別れる時、最後にそう聞かれた
その時は、答えることが出来なかったけど、今ならはっきり言えるよ
皇兄は、私を幸せにしてくれる
皇兄が傍にいてくれるだけで、私は幸せになれるの
幸せ・・・?
私の頭の中で、幸せという言葉が響いた
私は・・・私の方は、皇兄を幸せに出来るの・・・?
私は皇兄から今までも沢山の幸せをもらって来た・・同じくらいの幸せを私は皇兄にあげる事が出来るの・・・?
「晶・・」
皇兄が私の名前を呼んでいた
私は・・・この人に、私がもらった分の幸せを返すことが出来るの?
いつも、後先を考えない私が・・この時だけ気付いてしまった
私という存在は・・『妹』という存在は、皇兄を不幸にしても、幸せには出来ない
私は何て・・バカなんだろう。皇兄を好きになって、何も考えないで行動してた
頭の中では、『妹』だとわかっていたのに、自分の想いさえ伝わればいいとし考えていなかった
ただ、好きだという感情だけで、自分さえよければって
この先の皇兄の幸せを何も考えないで
私の未来なんて、たかがしれてる。けど、皇兄には・・明るい未来が真っ直ぐ伸びている
お父さんもお母さんも・・みんな皇兄に期待してる
皇兄・・優しいから・・きっと私たちの関係が周囲に漏れたら、きっと全責任を背負うと思う
そしたら、皇兄が今まで築きあげてきたものが、私のせいで壊れてしまう
皇兄には、いつも前を見ていてもらいたい
私は・・私以上に、皇兄に幸せになってもらいたい
どうして、こんな大事な事に気付かなかったの
本当の『好き』って、相手の幸せを願う事だったのに
「でも、ダメなの。私と付き合ったら・・皇兄だめなの」
私はきっと、・・皇兄の明るい未来以上の幸せをあげれない
「それは、オレ達が、兄妹だから?」
やっぱり、皇兄は頭がいいね。私はやっと気付いたのに・・
「そう。私たち兄妹だもの・・」
皇兄の『兄妹』という言葉に、私はうなづいて、悲しみを見せないように笑うしかなかった